人生100年時代、女性も働き続けて、キャリアアップを考えることが自然だと思います。
そんな中、子どもは欲しいけど、「仕事も大事だし、職場が育休に対して完全にポジティブではないし。。」という理由で、踏みとどまっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、実際にママが転職したばかりで育休を取れなかったため、パパが育休を取ってワンオペ育児を行ないながら、ママが働いています。
私たちの実体験から、パパがワンオペ育児をすることのメリット・デメリット、おすすめの方法を紹介します。
少しでも参考になれば幸いです。
こんな方におすすめです
・ママが育休を取れない仕事をしている
・ママが転職したばかり(入社1年未満)で育休が取れない
・ママがキャリアアップしたいため育休取りづらい
・第2子が欲しいけど、第1子の時にママが1年間育休取ったからもう1回は取りにくい
・育休は夫婦ふたりで取りたいけど、ふたりとも1年間は難しいので交代で取りたい
最初は本当にできるのか、これでいいのか、めちゃくちゃ不安だったね。特に授乳は母乳もあげたかったし心配だった。
自分が育児できるか不安だったし、やっぱりうまくいかないこともあったね。でも、話し合いながら、だいぶ慣れてきたね。授乳も母乳とミルクの混合で続けられてるからよかった。
パパのワンオペ育児って本当にできるの?
一般的には、ワンオペ育児という言葉はママがしている方を意味することが多いと思います。
事実、母乳での授乳などママにしかできないこともあります。
でも、育児はパパもできます。
授乳についても、完ミ(全部ミルクをあげること)じゃないとだめと思う方もいらっしゃると思いますが、私たちは母乳とミルクの混合にしています。
どのようにして、ママが働きながらパパが育児をしていたかについては、この後紹介します。
1日のスケジュールと分担
ママの産休明けで一番大変だった生後2〜3ヶ月ごろの育児・家事の分担と1日(平日)のスケジュールをまとめました。
ママは、仕事があるうえに夜の授乳があるため、できるかぎりパパが授乳以外の育児や家事をやるようにしていました。
生後2〜3ヶ月ごろの育児・家事の分担と1日(平日)のスケジュール
ただし、休日は、ママが料理をメインでしてくれてました。
このような形で私たちは、パパが平日はワンオペで育児をしながらも、授乳は母乳とミルクの混合で育てていました。
パパのワンオペ育児のメリット
細かく出すともっとあると思いますが、大きくは下記の3つのメリットがあると思います。
それぞれのメリットについて紹介します。
・ママの出産を理由とした退職をしなくて済む
・ママが柔軟に行動できる
・パパの家事レベルが上がる
ママの出産を理由とした退職をしなくて済む
昔は、出産を機に退職するママが多かったと思いますが、人生100年時代の今では、なかなか簡単に仕事を辞めるわけにもいかないと思います。
また、キャリアアップのために長期の育休が取りづらいママもいると思います。
そんな場合、パパがメインで育児をすることで、ママが退職しなくて済んだり、短い育休取得で済むようになると思います。
ママが柔軟に行動できる
よく知人から聞くのは、ママがワンオペ育児をしていると、ママがいないと泣いてしまうので、パパだけに任せられない、休日にちょっとした外出もできないという話です。
私たちの場合、平日はママが仕事に行くので、パパとふたりでお留守番をすることに慣れています。
そのため、ママがゆっくりお風呂に入れたり、休日は散歩に行くなどのリフレッシュや病院などの用事も済ませることができています。
パパの家事レベルが上がる
環境が人を創るとよく言いますが、実際にそうでした。
従来から、パパも掃除や洗濯などの家事を分担してやってはいましたが、料理もできるようになってきました。
今後、パパも職場復帰してふたりとも働きながら子育てをすることになるので、協力しやすくなると思っています。
かなりのめんどくさがり屋なので、ズボラ料理です。
ただ、管理栄養士のママ監修のズボラ料理なので、今後紹介できたらと思っています。
パパのワンオペ育児のデメリット
それでもやっぱりデメリットはあります。
下記の3つは事前に知っておいてほしいと思います。
・ママの授乳が大変(完母はできない)
・ママの体調管理が大変(睡眠不足)
・ママ・パパのメンタル管理が大変
ママの授乳が大変(完母はできない)
やっぱり一番問題になってくるのは授乳です。
もし全て母乳で育てたい方には、パパがメインで育児することはかなり難しいと思います。
私たちは、ママが直接授乳できない時は、搾乳もしながらできるかぎり母乳をあげるように工夫はしていますが、ママの体調が第一なので、無理しないように混合にしました。
ママの体調管理が大変(睡眠不足)
ママは、仕事をしているうえに、夜中には授乳で起きないといけないので、まとまった睡眠時間がとれません。
※完ミの場合は、パパが夜中もミルクをあげれば、まとまった睡眠時間は取れると思います。
そのため、授乳後のゲップやオムツ替えはパパが交代してやるなどして、できるかぎりママの睡眠時間を確保できるようにしています。
ママ・パパのメンタル管理が大変
ママは、女性ホルモンの影響によって、赤ちゃんを守りたいものです。
しかし、仕事に行って赤ちゃんと一緒にいれないという状況はママにとってかなりのストレスになります。
そのため、ママと赤ちゃんが触れ合える時間を少しでも多く取れるような工夫が必要です。
赤ちゃんと触れ合う時間はしっかり取って大切にしたいと思っているので、完ミではなく、母乳での授乳も続けています。
反対にパパは、慣れない子育ての不安の中、ママのケアもしながら、育児をすることは大変です。
そのため、週末には、ひとりで外出するなどのリフレッシュする時間を設けた方がいいでしょう。
私の場合、2〜3時間ぐらいまとまった時間をもらっています。散歩やカフェでゆっくりすることで、かなりリフレッシュできています。
パパが育児参加するためにしたほうがいいこと
私たちのようにパパがワンオペ育児をするという極端なケースでなくても、パパが育休を取って一緒に子育てをするケースは増えていると思います。
パパがワンオペ育児をしたからこそわかった男性目線でのパパが育児参加をするためにしてよかったこと3つを紹介します。
・家庭内のルールを決めておく
・育児グッズはパパも一緒に選ぶ
・子どもができるまでに家事は分担してパパもできるようにしておく
家庭内のルールを決めておく
育児や家事の分担、作業のやり方などのタスクごとのルールをママとパパが一緒に決めて、共有しておきましょう。
私たちが最初のころうまくいかなかったときは、お互いの子育てに対する向き合い方ややり方の認識の不一致であることが多かったです。
また、「言わなくてもわかってくれるだろう」と言葉にしないまま、どちらかが一方的に溜め込むこともよくあります。
こんなときは、感情的に相手にぶつけるのではなく、どのようにしてほしいか、家事や育児のタスクとやり方のルールを具体的決めて、認識を共通化するとよいでしょう。
私たちは毎月月初にルールとタスクの見直しの時間を取るようにしています。
育児グッズはパパも一緒に選ぶ
これは結構おすすめです。
パパが自分で選んだ育児グッズを使うと責任感やモチベーションアップになります。
また、使い方がわからないというようなことも起こりづらいです。
そして、なによりも夫婦で一緒に話し合いながら決めることがお互いの子育てに対する価値観をすり合わせるための時間になります。
子どもができるまでに家事は分担してパパもできるようにしておく
育児は子どもの面倒を見るだけではありません。
家事も並行してやらなければなりません。
家事は急にできるようになるものではないので、パパが育児参加するためには、まず家事をできるようにしておいた方が後々効果的です。
パパが家事を行い、ママが子どもとストレスなく触れ合う時間をできるかぎり増やしてあげることで、ママのホルモンバランスも整ってきます。
パパが育児に参加しすぎるとママのホルモンバランス的に悪影響なこともあります。
実際に体験してわかったパパの育児参加におけるやってはいけないことはこちらの記事にありますので、併せてご覧ください。
【まとめ】パパのワンオペ育児もできる!柔軟な育児のかたちへ
本記事では、ママが働いて、パパが育児をする私たちのケースについて、やり方やメリット・デメリットについて紹介しました。
メリット
・ママの出産を理由とした退職をしなくて済む
・ママが柔軟に行動できる
・パパの家事レベルが上がる
デメリット
・ママの授乳が大変(完母はできない)
・ママの体調管理が大変(睡眠不足)
・ママのメンタル管理が大変
しておいた方がいいこと
・家庭内のルールを決めておく
・育児グッズはパパも一緒に選ぶ
・子どもができるまでに家事は分担してパパもできるようにしておく
このような方におすすめです。
・ママが育休を取れない(取りづらい)仕事をしている
・パパが積極的に育児参加したい
・育休は夫婦ふたりで取りたいけど、ふたりとも1年間は難しいので交代で取りたい
共働き夫婦が多い今の時代、今までの当たり前の子育ての方法だけではうまくいかないケースも多いと思います。
パパの育休取得も促進されているので、ふたりでしっかり話し合って、柔軟に対応してほしいと思います。
パパの育休について気になった方は以下を参考にしてみてください。
※子育てに役立つ情報の提供を目的としているため、全ての方に当てはまるものではありません。
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