はじめまして。 都内の1LDK40㎡という狭小物件で、妻と3歳・0歳の子供2人、計4人で暮らしているパパです。
「4人家族で1LDK40㎡?」 よく驚かれますが、都心の利便性を手放さずに、かつ経済合理性を追求した結果、このコンパクトな暮らしに行き着きました。
この過酷なスペースで快適に生き抜くために、僕はあらゆる育児グッズのサイズと動線を徹底的に計算してきました。 特に、玄関のスペースを大きく占領し、移動の要となる「ベビーカー選び」は、僕たちにとって死活問題でした。
1年半の育休と、半年間のワンオペ
私は長男と次男の誕生に合わせて2回の育休を取得し、合計で1年半もの期間、主夫として育児に向き合ってきました。
中でも、妻がキャリアのために一足先に復職し、僕ひとりで家事育児のすべてを回した「半年間の完全ワンオペ育児」は、まさに戦いの日々でした。 1分1秒を争う朝の送り出し、泣き叫ぶ子供、回らない家事……。
「機動力のないベビーカーでは、この戦場は生き残れない」 その時、骨の髄まで痛感したのです。
来る日も来る日もベビーカーを押して都内を歩き回り、公園、スーパー、駅の改札……あらゆる場所で、何百、何千という「東京のベビーカー事情」をつぶさに観察してきました。
- 白金台の石畳で、重そうにミオスを押すママの手首。
- 勝どきのタワマンで、エレベーターに乗れず立ち尽くすエアバギー。
- 表参道の改札で、幅が通らず立ち往生する海外製ハイエンド機。
街ゆくベビーカーを見るだけで、「その家庭のライフスタイルに合っているか」「無理をしていないか」が、手に取るように分かってしまうのです。
「見栄」と「機能」の生存戦略
このブログは、単なるベビーカーのスペック比較サイトではありません。 「都心というジャングルを生き抜くための、生存戦略の記録」です。
時には「見栄(デザイン)」が、ワンオペ育児のモチベーションを支える重要な「機能」になることもあります。 時には「機能(軽さ)」が、おしゃれなデザインよりも優先すべき「正義」になることもあります。
重要なのは、「あなたの住環境と移動手段に合っているか」。 ただそれだけです。
ネットの口コミや、地方在住インフルエンサーの声は、東京の特殊な住宅事情・交通事情には当てはまらないことが多々あります。 このブログが、情報の海で溺れかけている都心パパママたちの、確かな羅針盤になれることを願っています。
1LDK40㎡で暮らすとあるパパ