アップリカ ヴィット(Viit)。それは、コンビの「auto N second」やピジョンの「ビングル」がひしめくB型(セカンド)ベビーカー市場において、走行性とハイシートの両立で独自のポジションを築く意欲作です。
生後7ヶ月から使うB型でありながら、「座面高53cm」を確保し、5.6kgのしっかりとしたボディで安定した走行性を実現。しかし、この「しっかり感」には、B型らしからぬ「幅の広さ」というトラップが潜んでいます。
鑑定士の結論:B型なのに53cmハイシート。ただし「幅52.1cm」の壁に注意
結論からお伝えします。「セカンドベビーカーが欲しいけど、超軽量機(3kg台)はガタガタ揺れて押しにくいのが嫌だ」という方にとって、ヴィットの安定感とハイシートは非常に魅力的な選択肢です。しかし、コンパクトさを極めたライバル機と比べると、横幅の広さが気になります。
圧倒的な強み
- B型なのに「座面高53cm」。 B型ベビーカーは軽量化のために座面が低くなりがち(40cm台)ですが、ヴィットはA型と同等の53cm。乗せ降ろしで腰を痛めにくく、地熱からも守れます。
- 重量5.6kgがもたらす「安定した走行性」。 軽すぎるB型特有の「段差で跳ねる」「荷物をかけるとひっくり返る」という弱点を、5.6kgの適度な重さとシングルタイヤで克服しています。
- シートが洗えて通気性抜群。 汗をかきやすいB型期に合わせて、メッシュを多用したシートを採用。外して洗えるため常に清潔です。
あえて語る「2つの弱点(トラップ)」
- 全幅「52.1cm」というB型らしからぬサイズ。 コンビのauto N second(40cm)やアクビィ(46.7cm)と比較すると、かなり幅を取ります。標準改札(55cm)は通れますが、狭小スーパーでのスリ抜けには不向きです。
- B型としては「重い(5.6kg)」。 ラクーナなどのA型と同等の重さです。「とにかく軽いセカンド」を探している層(3kg台希望)のニーズからは外れます。
美しき機能とスペック(都心育児視点)
| 評価項目 | 評価(★5満点) | 鑑定スペック・理由 |
|---|---|---|
| 見栄と品格 | ★★☆☆☆ | 定価 31,900円 / スポーティで実用的なデザイン。高級感は控えめ |
| 空間防衛力 | ★★★☆☆ | 玄関占有:A4用紙 約2.6枚分 / 自立はするが、B型としては少し場所を取る |
| 都市機動力 | ★★★☆☆ | 全幅52.1cm / 5.6kgは持てる重さだが、B型としての「圧倒的な身軽さ」は薄い |
| 走破性 | ★★★★☆ | シングルタイヤ / B型の中では非常に優秀。適度な重さがあり安定して押せる |
| 姿勢維持 | ★★★★☆ | 座面高53cm / B型としては文句なしのハイシート。子供の視界も良好 |
| 積載能力 | ★★★☆☆ | 25Lバスケット / 十分な容量を備え、日常の買い物にも対応できる |
| 資産価値 | ★★★☆☆ | 中堅モデル / 「走行性重視のセカンド」として一定の需要がある |
こんなご家庭(戦友)におすすめ
- コンビのauto N secondなどを検討しているが、もう少し走行時の「安定感」が欲しい方
- セカンドベビーカーでも、絶対に「座面50cm以上」のハイシートを譲れない方
- 「3kg台の軽さ」よりも、「押しやすさ」と「子供の快適性」を重視するアップリカ派の方
総評:軽さを少し捨て、快適性を獲った「重武装B型」
「B型=とにかく軽くて小さい」という常識に対し、「少し重くても、押しやすくて座面が高い方が結局ラクじゃない?」というカウンターを当てた機体です。
全幅52.1cmというサイズ感が玄関や生活圏のインフラで邪魔にならないのであれば、超軽量B型特有の「安っぽさ・頼りなさ」を感じさせない、非常に頼もしいセカンド機になります。
ナチュラルベビー Natural Baby





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