ヌナ トラベル ラックス。それは、ボタンを押すだけで「自ら折りたたまれる」という魔法のようなオートフォールド機能を備えた、美しきコンパクトストローラー(B型)です。
サイベックスのリベルが「両手で必死に折りたたむ」のに対し、トラベル ラックスは「片手で触れるだけ」。赤ちゃんを抱っこしたまま、優雅にタクシーに乗り込むことができます。しかし、この魔法のギミックには、コンパクト機としては少し重すぎる「体重」が隠されています。
鑑定士の結論:触れるだけで完結する美しさ。ただし「軽さ」は求めてはいけない
結論からお伝えします。ワンオペでの移動が多く、片手に子供、片手に荷物という状況で「一瞬でベビーカーをたたみたい」と願う親にとって、このオートフォールド機能は救世主になります。しかし、「とにかく軽いセカンドベビーカーが欲しい」という方は、重さに泣くことになります。
圧倒的な強み
- 重力で自ら畳まる「オートフォールド機能」。 ハンドルのボタンを押して軽く前に倒すだけで、シュタッ!と自動で折りたたまれ、しかも自立します。リベルのような「かがんで両手で畳む」という苦労が一切ありません。
- コンパクト機らしからぬ「特大キャノピー(日よけ)」。 B型特有の「日よけが浅くて足が日に焼ける」という弱点を克服。撥水加工の大型キャノピーが赤ちゃんを完全に覆います。
- ノーパンクの大型タイヤ。 前輪16.5cm、後輪21.6cmというB型としては破格の大型タイヤを装備。段差をものともしない高い走破性を誇ります。
あえて語る「2つの弱点(トラップ)」
- 重量「7.1kg」という、B型らしからぬ重さ。 リベル(6.2kg)やバタフライ(7.3kg)と同等の「重量級コンパクト」です。階段をひょいひょい登るような機動力はありません。
- 折りたたみ時の「分厚さ」。 オートフォールドの構造上、折りたたんでも「ペタンコ」にはならず、サイコロのような塊になります。玄関では意外と奥行きを取ります。
美しき機能とスペック(都心育児視点)
| 評価項目 | 評価(★5満点) | 鑑定スペック・理由 |
|---|---|---|
| 見栄と品格 | ★★★★★ | 定価 74,800円 / B型としては最高級の価格と、それに恥じない質感 |
| 空間防衛力 | ★★★☆☆ | 玄関占有:A4用紙 約2枚分 / 自立は完璧だが、厚みがあるため存在感は大きめ |
| 都市機動力 | ★★★★☆ | 全幅52cm / 7.1kgは重いが、片手で一瞬で畳めるためバスやタクシーに最強 |
| 走破性 | ★★★★★ | 大型タイヤ / 街中の段差ならB型であることを忘れるほどスムーズ |
| 姿勢維持 | ★★★★☆ | 高めの座面 / 無段階リクライニングで、赤ちゃんが快適な姿勢を保てる |
| 積載能力 | ★★★☆☆ | 標準的 / B型としては十分なサイズだが、入れ口が少し狭め |
| 資産価値 | ★★★★☆ | リセール率高め / オートフォールド需要が高く、中古でも値崩れしにくい |
こんなご家庭(戦友)におすすめ
- ワンオペでバスやタクシーに乗る機会が多く、「片手で一瞬で畳む」が絶対条件の方
- セカンドベビーカー(B型)にも、A型並みの走行性や日よけの深さを求める方
- 7.1kgの重さを「持ち歩き」ではなく「押しやすさ」としてポジティブに捉えられる方
総評:リベルの弱点をすべて潰した、ワンオペ防衛の最終兵器
「両手でたたむのが面倒」「日よけが短い」「段差で引っかかる」。リベルユーザーが抱えるこれらの不満を、すべて力技(と少しの重さ)で解決したのがトラベル ラックスです。
価格は7万円台とB型としては非常に高額ですが、毎日「ベビーカーをたたむ」という作業にストレスを感じているなら、そのイライラを札束で消し去ることができる、極めて価値のある投資になります。


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