ヌナ トリヴ ネクスト。それは、オランダ発のプレミアムブランド「ヌナ」が誇る、走行性と機能美を極限まで高めた両対面式ベビーカーです。
サイベックスの「メリオ」の軽さでは満足できず、「ミオス」の重厚感に惹かれつつも、もっと荷物を積みたいし、誰とも被りたくない。そんな贅沢な悩みを持つ親たちにとって、この機体はまさに「最適解」のように見えます。しかし、その極上の押し心地を手に入れるためには、絶対に無視できない「重量」という代償が存在します。
鑑定士の結論:極上の乗り心地と引き換えに「階段」を捨てた、重厚なるクルーザー
結論からお伝えします。マンションにエレベーターがあり、日常的な移動が「平坦な道」や「段差の多いアスファルト」メインであれば、これ以上頼もしい相棒はいません。しかし、「エレベーターなしのマンション」や「駅の階段をワンオペで昇り降りする」という環境のご家庭は、絶対に手を出してはいけない機体です。
圧倒的な強み
- 後輪巨大タイヤが生み出す「氷上の滑り」。 特大サイズの後輪とサスペンションが、都心の石畳や悪路の振動を完全にシャットアウトします。
- マグネット式バックル(MagneTech secure snap™)。 これが本当に魔法です。近づけるだけで「カチャッ」と吸い込まれるように装着できるため、暴れる赤ちゃんの乗せ降ろしストレスが激減します。
- シートの向きを問わない「片手ワンタッチ折りたたみ」。 両対面のどちらを向いていても、シートを外さずにそのまま片手でサッと折りたためる優秀なギミックを搭載しています。
あえて語る「2つの弱点(トラップ)」
- 約8.7kgという「ズッシリとした重さ」。 国産の軽量A型(約5kg)に慣れていると、持ち上げた瞬間に「重っ!」と声が出ます。片手で赤ちゃんを抱き、もう片手でこれを持って階段を登るのは現実的ではありません。
- 折りたたみ時の「厚み」。 折りたたんでもそれなりの体積(分厚さ)があるため、1LDKの玄関では少し圧迫感を感じるかもしれません。
美しき機能とスペック(都心育児視点)
| 評価項目 | 評価(★5満点) | 鑑定スペック・理由 |
|---|---|---|
| 見栄と品格 | ★★★★★ | 定価 107,800円 / オランダの洗練を極めた、周囲と被らない高級感 |
| 空間防衛力 | ★★☆☆☆ | 玄関占有:A4用紙 2.3枚分 / 自立はするが、厚みがあるため玄関を選ぶ |
| 都市機動力 | ★★★☆☆ | 全幅53cm / 改札は余裕で通るが、8.7kgの重さが機動力を削ぐ |
| 走破性 | ★★★★★ | 特大後輪+サス / どんな段差も無効化する、ミオスに匹敵する押し心地 |
| 姿勢維持 | ★★★★☆ | 座面高約51cm / 地熱から守る十分な高さ。シートのクッション性も極上 |
| 積載能力 | ★★★★☆ | 大容量カゴ / 開口部が広く、マザーズバッグもそのまま放り込める |
| 資産価値 | ★★★★☆ | リセール率高め / ヌナの人気上昇に伴い、フリマアプリでも高値で取引 |
こんなご家庭(戦友)におすすめ
- サイベックスの「ミオス」を検討しているが、人と被るのを避けたい方
- マンションにエレベーターがあり、階段を使う機会がほぼない方
- 「軽さ」よりも、赤ちゃんがスヤスヤ眠る「極上の乗り心地」を最優先したい方
総評:重さを「安定感」と呼べる環境なら、最高の相棒になる
「8.7kg」という数字だけを見ると怯んでしまいますが、ベビーカーにおいて「重さ」は「押しやすさ・安定感」と完全に比例します。
段差で引っかからず、スーパーの荷物をたっぷり積んでもスイスイ進む。持ち上げるシチュエーションさえ回避できる住環境であれば、トリヴ ネクストはあなたの育児を劇的に優雅にしてくれるプレミアムな一台です。


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